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BBSで話し合ったものです。レンタルBBSですのでいずれ中身が消えてしまいます。 せっかくの良い話し合いが生かされるようこちらに再掲しておきます。 04年1月21日から2月8日までのBBSでの議論です。時刻は、削除しました。 また読みやすいように上からの順にしています。 |
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1~54まであります。 |
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刑事事件の場合 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 1月21日(水) 量刑については、やはり間違いをおかしたと言うことには代わりありませんので、罪があるというのは了解しました。 報道では"夫妻は、病院側のずさんな薬剤管理や組織ぐるみのミス隠しなど全容解明を期待したが、公判は被告の過失責任をめぐる審理に終始した。"とありましたが 民事の方はどうなるのでしょうか? 被告となるのは、ほとんどの場合は病院などの施設でしょうからこの場合は施設側に損害賠償の請求という形だと思いますが、被告が個人の場合もあると思います。そうなると民事においても施設側に事故が発生するような原因があったとしても施設側は対象にはならないということでしょうか?
また、他の人は起訴されていないから裁判の対象外となるのですね。 すみません。おかしな質問ばかりで |
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法は人を守るもの・・・ 投稿者:Mina 投稿日: 1月22日(木) とは、私が尊敬していた恩師の言葉です。私が法を学習してこれたのは3人の恩師のおかげですが彼はそのうちの1人です。 さて、全容解明はよく裁判で言われることでもありますが、 病院全体の組織については、刑事裁判ではなく民事でしょうけれど・・・ 民事裁判の目的は「損害の填補」です。 それでも更に関った医療者にもという場合には、病院と医療者個人を両方被告として 起訴の範囲は検察で判断しています。 |
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To error is humanの 投稿者:kuu 投稿日: 1月22日(木) ちわ。おとといちょっと研究会に行ってきました。米国科学アカデミー医学研究所の責任者、コリガン先生。「To error is human」の報告書をまとめた人ですわ。その人の招待講演と厚生労働省のの事務局の方の講演の2本だてです。すげえ。200人くらいはいたかなー。同時通訳ついてたんで内容は平易でした。終わってから強引にコリガン先生に質問しにいって。で、強引に英語です(笑)。大丈夫、身振り手振りはそのためにある(笑)。 コリガン先生からはいくつか面白い指摘があったですよ。ひとつは「ITの発達でエラーはどんどん減っていくだろう」という発想。そうかなー。これはちょっと疑問符ですね。ITがあるがゆえにエラーが増えてる部分もあるんだけどね。投薬のエラーとかさ。これはそのうちまとめてみるよ。 ああ、あと、「Reporting vs Prevention, Paradigm shift」って言われてたのが興味深かったなー。もうレポート集めから次のフェーズに入ってるってことですよ。あたりまえです。レポートを出すことは目的じゃない。防ぐために何をすべきか。それを多面的に論ずる時期になっているってこと。厚生労働省もそれ知ってるのに何も言わないんだね。よくわかりました。 フロアの質問もいいのがあった。米国では医療事故対策を行っているところにボーナスを支払うって発表があって。で、それをうけてフロアから厚生労働省の人に、「どうして日本ではボーナス加算ではなくて、減算方式(やってないところを罰する、あるいは保険点数を引き下げる)システムをとるんですか?どちらがよい方法と思いますか?」っていうもの。で、回答がすごいんですよ。 「ボーナス方式にしたいんだけどお金がないのでしょうがありません。」 これですよ。ここに日本の医療安全政策のすべてが集約されています。お金がないからしょうがない。お金がないから手弁当で、各病院ばらばらに、創意工夫で時間外にサービス残業してがんばりなさい。戦時中の竹やり訓練と寸分違いませんね。はああ。 そこまではっきり言ってもらえるとすがすがしいです、ある意味。そこには国民の安全も医療の未来もないんですよ。戦闘機は数億円。でも安全な医療は買ってもらえません。銀行への公的資金流入はすでに1兆円とか超えてるって聞きます。ですが安全な医療への支出はどうか。 そのあたりをよく考えてみてもいい頃だと思ったけどね。まあ、メディアも書かないしね、知ってても。 |
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意見1 投稿者:WANT 投稿日: 1月22日(木) Minaさま |
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意見2 投稿者:WANT 投稿日: 1月22日(木) 2)司法と行政処分&信頼回復 |
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意見3 投稿者:WANT 投稿日: 1月22日(木) 3)医療者の人間的資質と医療への信頼 |
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意見4 投稿者:WANT 投稿日: 1月22日(木) 4)過失と刑事事件 |
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意見 投稿者:なんていうか 投稿日: 1月22日(木) 『隠さない、ごまかさない、逃げない』は当然のことのはずです。 カルテ改ざんはとんでもないことですが(少なくとも医師法には違反のはず)、 事情聴取は 警察が行うのが良いとは思えず、 多少の飛躍をあえていえば、 |
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泣きたい気持ちと今後の展望 投稿者:sumie 投稿日: 1月23日(金) 三つの泣きたい気持ちを先に書きます。 一つは、kuuさんのかきこみに寄せて。そうか、お金がないですまされちゃうんだ。厚生労働省がそう半ば公の席で言ってしまうんだ。我々に免許を与えている国がそう言ってるんだ。あんたら、誰に、医療や看護を担わせてるかわかってんの。。。。私たちが毎日、どれだけの重荷に耐えながら日々を過ごしてるかわかってんの。。。。 二つめは、WANTさんの意見2について。そうそう。そういうことですよね。我々の集団が、ミスを犯しがちなお互いをどう認め合うか、支え合うかだし、ミスを犯してしまった場合、その責任はちゃんと法的にもとりなさいよ。でも、戻ってきたら一緒に、ちゃんとより注意して働こう。そのときは、あなたの苦しみを私たちにも一緒に背負わせてねって、そういうふうな仲間になれたら、いいんだよね。でも、現実は、ミスを犯した人を遠ざける組織の方が多いかもね。組織として、そういう人を雇用したということが、マイナスに評価される「世間」があるからね。。そう思って泣きたい気持ち。 三つ目は、WANTさんの意見4の中の、使命感があれば、志望者は減らないんじゃないか的な書き込みについて。ねえ、じゃあ、今、WANTさん、医師や看護師にあなたはなりますか?どうしても、どうしても、医療者への強すぎる期待を感じ、つらくなります。WANTさんがきわめて知的に議論に参加しようと努力してくださるのはわかります。伝わってきます。そして、それに感謝しています。でも、私たち医療者もひとり一人が弱い人間だということを、もう少し配慮してほしい。使命感だけで、これほど、過酷に裁かれる職業を担えというのですか、、、、、。そうやって、ナースキャップの下に抑圧されてきた歴史を看護職は持っています。命を守るのは、医療者ですか?国民ひとり一人ですか? 看護事故の人さん、この書き込みが看護事故の人さんの願いとはずれた方向で、不適切だったら削除してくださいね。 学んだことがたくさんあり、気づいたことがありました。 倫理というルールを半ば強制されるように期待されている私たちですが、法律というルールとその限界をわかって、しっかりと法的にも保護され、支えられ、安心して、医療を提供できる環境を確保したいです。きっと、これまでは、法的に優遇されたか、法的問題として扱うことを回避されてきたか、法的に処理することから隠蔽するかしかしてこなかったんですよね。でも、ちゃんと法的に裁かれるしくみをつくりたい。そして、そのことによって、法を犯していないという範囲で安心できるように保護もされたいです。(臓器移植法を望んだ医師集団の気持ちが初めてわかりました)その辺は、看護と法についてで議論にはなってるんでしょうかね。 |
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目をそらさないけれど、くじけそうになる気持ち。 投稿者:たま 投稿日: 1月23日(金) こんばんは、ずっと皆さんの意見交換、拝見してました。 こんにちは、WANTさん、そうですね・・WANTさんの言われるように 被害者の方の悲痛な叫びに目をそむけてはいけないですね。 ごめんさい。 PTAでも元NSは沢山いて・・「事故の報道見ると・・自分も子供がいるから被害者の方の気持ちもわかるし・・でも現場にいたらもしかしたら、こちらがミスを起してしまう加害者のなってしまうのかもしれない・・そう思うととても怖い。」と言う話が出ます。 今現場で歯をくいしばってるみんな、こんな風に逃げちゃってごめんなさい。 わたしとしては・・以前KUUさんが教えてくれたように |
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やる気ー 投稿者:kuu 投稿日: 1月24日(土) まあリスクもあるし、生涯賃金じゃ一般企業に勝てないし、なんで医療職なんてヤってんでしょうねえー。結局好きだからでしょうね、人にからんで生きていくってことが。まあ色々だろうけどね。「ありがとうございました」ってことばを受け取りながら生活できる仕事って、そうそうないですからね。 昨今は研修医もリスクを避ける方向にあります。時間的にきつい循環器科や外科、小児科は敬遠され、当直業務のない放射線科、診療単価の高い眼科などは人気。今後訴訟の増加に伴い産婦人科志望も減るでしょうね(アメリカはそうです)。看護職はすでにアメリカでは外国人労働者にシフトしつつあるそうです。別に犯罪行為に対してどれだけ罪を重くしてもいいけれど、それを使命感を推し量る踏み絵みたいに使うっていうのは、どうかな。あんましよい結果は産まないでしょうね。 どんな組織も完璧ではないです。学校でも会社でもPTAでもサークルでも、10人いれば2人くらいが問題を抱えてる。たぶん医療業界だってそうでしょう。2割のDrはすかたんかも。2割のNsはおたんこかもね。企業だって学校だって、残りの8割で動いています。ニュースでたたかれるのもその2割。スクープ番組で、したり顔で解説などしてるDrもそんな2割。残りの8割はふつーです。最近は社会も腐乱してきたので、企業も警察も医療職も、まっとうな人の割合は少なくなってるのかもしれないけど。 まれな疾患、難しい疾患に取り組み解明していく医療者はそれはすばらしいことです。でもま、胃潰瘍やら高血圧やらを地道に治療している人がいるからこそでね。どうしてもレアケースにばかり惹かれてしまうのは、少なくとも研究者の間では評価されるけど、患者さんからはどうかな。 ま、途方にくれてはいるけど、絶望はしないですね。そんな感じ。 |
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つまらないことに反応していますが 投稿者:なんていうか 投稿日: 1月24日(土) kuuさん、 人を当てにしすぎてはいけない、 |
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そですねー 投稿者:kuu 投稿日: 1月24日(土) いや、ほんとは6割って聞いたこともあるんだけどね>なんていうかさん。 そうそう、過半数いけばなんとかなります。これはかなり実感ですね。もしこのパーセンテージがもっともっと高ければもっともっとすごい世界になるんでしょうけど、幻想だろうなー(笑)。 慶応大学医学部の古川利治センセの講演を聞いてきました。リスクマネジメントなどでテレビにも出てる人です。いやー世界は大変なことになりそうです。 |
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何から・・・ 投稿者:Mina 投稿日: 1月24日(土) 最初にKuuさんその方、医師と弁護士の両方の資格を持つ方でした? WANTさんの意見1は、確かに・・と被害経験の有る方なら 意見2は 彼女は罰金刑以上の刑(執行猶予付きですが)を受けたのは事実なのでこのまま控訴しなければ、保助看法第14条で形式上は厚生労働大臣が免許取消または業務の停止を命じることは可能です。(15条によって医道審議会の意見待ちですが・・また、一時的な免許剥奪=業務停止の意味で用いてました)きっと完全な免許取消にはならないでしょうけれど・・ でも「彼女の無罪を勝ち取ろうとする事にどれ程の意味があるのか」については、今の段階で情報の少ない私には控訴して無罪を勝ち取ることが可能なのかも判断しかねますが・・・ 意見3は、ご自身でもおっしゃっていますが、「ミス」と情報の隠蔽やカルテ改竄などは |
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なるほど なるほど 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 1月24日(土) 裁判が全容解明が目的ではないのですね。 法は人を守るもの。 Kuuさま 減算方式は日本的な感じがします。 さてカルテの改ざんなんですが、医療法との絡みはわかりませんが、改ざんそのものを罰する法はないようで、医療事故被害者の方がカルテ改ざん防止などの法整備を求めて署名運動をされていました。 |
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診療録の改ざんは法律違反のはず?? 投稿者:なんていうか 投稿日: 1月24日(土) 診療録については、 改ざんは、遅れて書く、以上に、問題であることは確かですが、 医師法 第24条 医師は、診療をしたときは、遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。 保険医療機関及び保険医療養担当規則 第二十二条 保険医は、患者の診療を行った場合には、遅滞なく、様式第一号又はこれに準ずる様式の診療録に、当該診療に関し必要な事項を記載しなければならない。 |
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改ざん 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 1月25日(日) いささか古いのですが、2000年6月の 改ざんは倫理的にいけないことだが、医療に対しての性善説に基づいて法が作られているため改ざんのようなことは想定外のようです。ですから記録の改ざんは、それによって罪になるものではないと記憶しています。 おそらくそれ以降に、法の改正はなかったと思いますが… |
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カルテの改ざん防止の活動 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 1月25日(日) 医療事故被害者の方がカルテ改ざん防止などの法整備を求めて署名運動をされていました。と書きましたが、 |
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後からのカルテの書き直し 投稿者:なんていうか 投稿日: 1月25日(日) たしかに、新聞には、カルテ改ざんを罰する法律はない、と書いてあります。 しかし、診療録の書き込みに、遅滞があれば、違法なので、当然、改ざんは、後から書き足したり、書き直したり、書き換えたりする行為ですから、条文を文字通り読めば、 日本には、アメリカの Good Samaritan 法に相当する法律がない、ということが論じられる現象にも、民法698条にある緊急事務管理の記載があるので、いらないはずだ、という議論もあるようですが、これは似て非なる現象でしょうか。 |
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法律論議は分からないのですが 投稿者:なんていうか 投稿日: 1月25日(日) 法律に詳しい人にお願いしたいところなのですが、 朝日新聞の他にも、昨年の神戸新聞の社説などもありましたが、 |
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しまった、途中で送信してしまいました 投稿者:なんていうか 投稿日: 1月25日(日) はっきり医師法違反一件あたり罰金50万円ということにすれば、 |
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6割の人間として守られるために法をつくる 投稿者:sumie 投稿日: 1月26日(月) 医療に関する法律が、性善説に基づいているのだということが、「悪行」を裁く方向をゆるめていることにつながってるわけですよね。 おそらく、医師がおこしうる過失に関してさえも、十分に裁く法律がない状況で、看護師がおこしうる過失に関して裁く法律が整備されていないのは押してしるべしっていう感じです。 看護師が責任をもって組織的に防ぐべき事故はこれだというのは、一応、日本看護協会レベルで公開された次元にあるとみなしていい状態になりましたし、それらを予防するためにどうしたらいいかの対策案もかなり出てきましたから、今後は、起きてしまったらどうしたらいいかの議論も増えてくるでしょうよね。 本当に、看護事故の人さんのいう、「誰が守ってくれるの?」にどきどきします。 |
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それと、今の私の課題と思うこと 投稿者:sumie 投稿日: 1月26日(月) 押してしるべしではなく、推してしるべしです。 それと、WANTさんが経験したことが、4割の人間との関係で生じたことで、そこから発言していることを、6割の人間としてどうしたらいいかと考えているのだと言えたらすっきりするのにって思います。 でも、現実は、たぶん、6割の人間も、WANTさんの言うように、ちゃんと被害者に謝罪するということさえできないような気がします。自分ができるかどうか、それはそのときになってみないとわからないけれど、「組織が謝罪するかどうかはわかりません、個人的に責任をとれるものかどうかもわかりません。だから、謝るという行動をしていいのかどうかさえわかりません。けれども、私は、私が不注意をしなければ防ぎえたと思います。どんなに周囲があなた個人の責任じゃないといっても、私は責任を感じています。本当にすみませんでした」という気持ちをもって、謝ることができるようになりたいと思います。ただ、そうなるためには、一つ一つの行為に対して、やはり、自分で判断し、決定し、責任をもとうとすることが大前提なんだと思い、教育という仕事を担う者として、身のひきしまるおもいです。 |
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弁明1 投稿者:WANT 投稿日: 1月26日(月) 書き込み内容に不適切な部分が合ったようで申し訳ありません。 ある程度皆様のご批判は覚悟の上の部分もあって、なるべく言葉を飾らずに 意見を書かせて頂いていることに感謝いたします。 Sumie先生へ:またまた短絡的な意見で申し訳ありません。もちろん使命感で 全て解決するわけでは無く、不用意な発言を反省しております。 批判を恐れずに医療者の過失と罰則について私の考えは ・ 医療者側に甘すぎる現状は見直されるべきである。(医療者性善説は差別的) ・ 特に経営者の安全管理責任については明確な罰則が必用である。 (個人の責任と同様組織の責任も問われるべき=行政上の処罰?) →安全確保のため、経営者の力は欠かせない。 ・ 過誤と事故は第三者機関によって判断されるべきだが、現状は警察機関がそれを行うことは仕方が無い。(医療だけが特別ではありませんので) →今すぐ第三者機関設立は出来ないでしょう。 ・ 個人の責任についても、過失が有った場合はキチンと処罰されるべきで、他の職業と差別する合理性は認められない。(法の元の平等) →少なくとも各医療機関が事故防止の為に一定の努力を継続し、改善されていることが第三者機関によって確認され維持される事が確実にならないと→避けられない事故でない過失が罪に問われるのは当然で職業で人を差別してはいけません。 ・ カルテ開示も実現しない現状では、民事訴訟での立証責任を医療者側に負わせる。 避けられない事故に対して看護師が保護されるのは当然ですが、『隠して、ごまかして、逃げる』事が横行している現状では、過失か事故かの判定を病院内部にさせられないのが現実で、疑わしき事例の報告を徹底するのが患者を守るために必要でしょう。 それと司法解剖制度の充実も必要 @ 事故=個人の責任追求は不要だが組織的な対応は必要 A ミス=個人の刑事罰&行政罰、組織の行政罰&賠償責任 B ミス&隠蔽=交通事故で言う危険運転致死罪並の実刑を含む罰、管理者責任の追及 C 全てのケースで被害/加害の双方に対するメンタルサポートは当然必要 もちろん、安心して看護できる環境=安心して治療を受けられる環境の成立の為に様々な制度の見直しは必要で、使命感の一言でこれらを片付けられるとは考えておりません。 6割の人が守られる制度の導入と6割→8割とする安全管理技術の向上を否定するつもりは全くありません。 建設的な提案ができずに申し訳ありません。私自身、絶対にミスをしないなんて 約束はできませんが、あの被害体験を思い出せば、ミスを隠さない事は約束できると思います。病院の指示でも、どんな理屈をつけても殺されても仕方ない命なんてありません。謝っても許されるとは思いませんし、責任も取れないでしょうが、まず謝ります。 追伸:また怒られるんだろうな! |
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弁明2 投稿者:WANT 投稿日: 1月27日(火) Mina様へ:これは全く仰る通りで、三審制を否定する気持ちはありません。 申し上げたかったのは『有罪か無罪かに係わらず、京大病院は事故再発防止の為の努力をすべきである』ということで、今のままで事件が風化するのは避けていただきたいと考えての発言です。彼女が本当に無罪であると信じ立証できるのであれば控訴権の行使は当然でしょうが、単に公務員として失職しない為に、罰金刑にしてもらう為に控訴するのであれば・・被害者がかわいそうです。 もちろん京大のケースを特定しての意見ではありませんし、どのような理由であれ控訴は可能なのは分かっていますが・・・ この件とは全く関係ありませんが、医療訴訟の場において、医療界全体が事実の解明に非協力的であり、裁判が長期化して原告を苦しめ続けていることをどう思われますか? |
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笊法 投稿者:WANT
投稿日: 1月27日(火) なんていうかなあ様へ:医師法を厳格に適用するのが本来の姿とは思いますが、医療の進歩も早く対応できない部分も多いのではないでしょうか? カルテの改竄で、遅滞無く書かなければならないとは言っても、何時カルテを書いたのか立証できませんし、殆ど何も書かなくても罰則は無いでしょう? あとから書き加えた事を認めさせても、改竄とは言えないですし、書き直した部分が判明しても、誤記の訂正だったといえばそれまでです。 どうにも言い逃れできなければ捨ててしまえばいいのです。 要は医師の良心に依存している医師法では現実に対応できないんじゃないでしょうか。 仮に50万円払っても、過誤の事実が隠蔽できて、業務停止にもならず賠償責任も回避できるならと『カルテをなくしてしまいました』と主張する医師や病院は後を絶ちません。億単位の損害賠償金を払うぐらいなら、法廷で堂々と医師法違反を認めたほうがましということでしょうか。 法律があっても、実質的に摘発できないのはザル法だということでしょう。 |
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こんばんは。 投稿者:たま
投稿日: 1月27日(火) WANTさんは以前、私とも感情的な文章の交換になった時、 私達は意見の交換のためにここに書いてむかいあっているのではありませんか? sumieさんは、あなたの意見で泣きたくなった。 これくらいで、読んでいてへこむ、私がいけないのかなぁ・・。 でも、このPCの上にはお互いの心を思いやる、「言葉」と「信頼」 それとも・・はじめから信頼も何も私達の間には・・なかったんでしょうか。 もう少し・・投げる言葉をやわらげてください。 それでも、ここは言葉というコミュニケーションの広場です。 |
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読みました 投稿者:sumie 投稿日: 1月27日(火) WANTさん、読みました。ただ、私は、看護事故の人さんが、開いてくださっているここは、心ある医療者が、事故を予防したり、事故を起こしたあとの対応をどうしたらいいかと考えていることを告白して、知恵をだしあって、可能な限り、事故と向かい合って、事故から学んでいく場としていきたいなあと思って参加しています。だから、WANTさんの指摘からも引き受け、学んでいきたいと思っています。ですが、できれば、私を「先生」とよぶことだけはやめてください。そのようによばれねばならないほど、私の参加態度が、高邁であったとすれば反省しますので、どうか、そういう呼び方だけはやめてください。 それだけです。 看護事故の人さん、ごめんね。。本質とそれたことに呼び水をして。。 |
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ちーす 投稿者:kuu
投稿日: 1月28日(水) うーん、って感じだったね。判例をたくさん示してくれたんですけど、たとえばね、風邪薬で薬疹が出てトラブルになったら(ひどいときには死亡する)、それは処方者の責任って事例がある。製造者ではないんです。これを当然とするなら、おそらくね、処方の際に患者さんに「重篤な副作用が出ることもあるのでこれをよく読んでくださいね」ってプリントを渡さなくっちゃいけない。(わたすだけではたぶんダメです。口頭で「注意を喚起する義務」がある(これも判例あり)からね。) ほら、アメリカの刑事もの映画では、犯人を捕まえたとき「あなたは黙秘する権利があり弁護士をやとって24時間以内にあーたらかーたら」って呪文みたいに警察官が唱えてるけど、それですよ、たぶん。そして手術も内服もすべて受益者=患者のチョイスとなり、選択権は患者責任となる時代がくるでしょう。そして医療者の責任は技術のミスの部分だけになる。ちょうどほら、薦められた株を買って損をしても購入者の責任ですけど、証券会社が手続きミスをしたらそれは賠償を問えるでしょ?そんな感じ。 そんなことを思ったなー。そうそう、また質問してきました(迷惑そうでした、ごめんちゃい)(笑)。面白いヒントをもらったよ。kuu「ITで医療事故が減るって、コリガンせんせーゆってたんですけど・・」、古川「そんなのできるわけないですよ!」(笑)。さっすが、わかってるね。 |
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そうか 投稿者:sumie
投稿日: 1月28日(水) 医療事故が起こったときの対策も、法律ではこういうふうにします、病院ではこういうふうにします、医療者個人ではこういうふうにしますっていうことと、被害にあってしまった人はこういうふうにしてますって、そういうことが公開されて、共有されていくんだよね。で、情報の共有から、生まれるものは? |
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えひめ丸 投稿者:kuu
投稿日: 1月28日(水) 自分はコドモのころ、自転車にカギをかけなかったわけですよ、だってはなから疑ってるわけでしょう?他者を。それってどおよ、みたいな。もっと基本的に他者を信じるところからはじめるべきだ、と。まだ青かったしね(笑)。当時としてのその答えはもってるんだけど、それはさておき。 自分は時に厚生労働省の政策には批判的ですが、それはひとまず自分なりに勉強して生で関係者の話も聞いて、それで持ち得た自分なりのスタンスです。同じような意見は時々メディアでも見るから、あながち暴論とも思ってないしー。とかなんとか。 そうそうsumieさん、古川先生はそこまではゆってないです(笑)。ただ判例を示しただけ。あとは考えてよ、って感じ。で、おいらが考えました。最後の質問は書いた通りなんだけどね。 |
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突然ですが 投稿者:猫屋敷 投稿日: 1月31日(土) 突然ですが。最近「BBSおたく」さんからこのコーナーを教えていただきました。私は看護師資格を持つ者であり、医療事故で愛する友を失った者です。複雑な想いでご意見拝読していますが、「WANT」さんのおっしゃることが一番うなづけます。皆様が真剣に医療事故を防ぐ事を、事故の被害を最小にするための論議を繰り広げている・・と頭では分かっても、心の奥底では、「6割論」とか「法で裁く意義」とか「使命感」とか結局机上の論争ではないか、善意の意識の高い第三者の立場から一歩も出ていないのではないかと感じてしまう事が度々です。 被害者が司法に求めるものは処罰でも賠償でもなく、加害者に事件と真剣に向き合って欲しいのです。「事実」を知りたいのです。加害者からの真摯な謝罪と事故の究明や説明がないからこそ、被害者と家族は何重にも苦しんでおります。それほど医療は司法の手でも入らない限り、自浄努力を 事故を起こしてしまった医療者が事故前と同じ日々を過ごせているとは決して思いませんし、医療機関全体が、保身に汲々としているとは思いません。皆様のように医療事故と真剣に向き合おうとしてしている医療者も大勢いらっしゃる。けれど、被害者の声には「感情的」とシャッターを下ろしているように感じてしまいます。 たまさん。他人様を背負って地雷地帯を駆けているいるような現状、まさにその通りですね。たまさんが真剣に「何か」と戦っていることがよくわかります。介護もそうです。お役所仕事と揶揄される下っぱのお役人さんも、教師も消防署職員もどんな職業であれ、他人様の生命と人生に関わる仕事を選択し、真摯に向き合っている方々は皆、同じ思いで神経と体を削っています。命と引き換えにせんばかりに。無事に渡って当たり前、だから取り立てて感謝もされず、事あればそれが制度の欠陥や人の心のすれ違いであっても非難の矢面には一人で立たされる。(自衛隊員もまさにそう。その存在を認めたくなくても) だから、どうしたらよいか・・ 考えています。 |
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そうかなぁ・・・。 投稿者:たま 投稿日: 1月31日(土) こんにちは、猫屋敷さん、たまです。 机上の空論・・といわれればそれまです・・ねぇ。 でも・・私は思うんですが、私の書き込みは、かなり感情剥き出しの情緒に走った書き込みですが、看護事故さん、なんていうかなぁさん、kuuさんは、理性的に「どうしたら事故は防げるんだろう?それにはどんな方法が?組織は?もし、おこった時は?」って勉強して情報を集めて、 それがちょっと、客観的な第三者的な文章にうつるかもしれません。 ここでは、あまり情緒的な文章は出ませんけど、いいしれない深い想いがあるから すいません、結局ここのメンバーを擁護してしまっていますね・・。 どんな職業もそうでしょう。自分の事を特別と思ったときから・・道は外れてしまうのかもしれません。 今現在・・いろんな溝が横たわってます。被害者の方と・・医療者と。 事故は・・起こらないほうが・・絶対にいいです。 猫屋敷さん・・安穏としてる人もいるかもしれない・・でも安穏としてられないから |
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想いを受け止めること 投稿者:Mina 投稿日: 1月31日(土) みなさまごぶさたしています。Minaです。 で、WANTさんや猫屋敷さんの書込を見て思ったのですが・・・ 加害者への想い、警察への想い、司法への想い・・・本当に本当に大小様々の多くのことが その時、そういう想いをどーんとまとめて引き取ってくれるところが 当時私は看護職の有資格者でしたし、法律を学ぶ学生でもありました。 それでも今、猫屋敷さんの言う「机上の論争」に見える議論が必要なのだと思っています。 法律を実際に運用する時に感情論のみでは社会全体の秩序が保てないということも |
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猫屋敷さんはじめまして 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 2月 1日(日) 猫屋敷さんはじめまして、随分遅れましたがBBSおたくさん情報ありがとうございます。HP拝見しました。 まず、このサイトおよびBBSは、看護師が運営しており看護師の視点から事故防止を進めていこうというものです。その中で被害者の視点を無視しているわけではなく、どちらかというと積極的に取り入れたいと思っています。たとえば事故防止研修などに被害者の方に講演をしてもらえればと言う提案がそれにあたると思います。 こういう話があります。手術件数が規定数以下になると減算となり収入が時には、何千万もの減収になるときがあります。規定数が100件以上としたときに、もし現在98件で規定数に2件足りないという事態の時、そういう時でもそれ以降の手術が必要でないものであれば、手術をすべきではなく98件で終わり、減算を受け入れるべきだと思いますし普通のことだと思います。しかし、聞くところによるとなんとか100件以上の手術件数に持っていく施設もあるようです。こういう施設はやはりまっとうではないと思います。 猫屋敷さんは医療事故で友人を失ったとのこと。 それから私は、看護師ですので看護擁護の立場で書いています。WANTさんには腹立たしいことかも知れませんが、加害者側である看護師のサポ-トをする立場で書いています。私は、事故防止と看護師を守りたいと考えています。 |
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日曜の午後 投稿者:kuu 投稿日: 2月 1日(日) 世の中はよい天気のようですが今は看護学校の生徒さんのテスト採点中です。づがれるー(笑)。 看護事故の人さんがスタンスをはっきりさせるのはとっても賛同できますね。先日の古河センセイがこんなこともいってたな。「自分は弁護士ですが直接医療事故の裁判に立つことはしません。弁護士はいったん患者側に立つとそれ以後ずっと患者側、医療者側に立つとそれ以後ずっと医療者側に立った弁護を行わなくてはならないからです。おかしなことですがこれが現実であり、それが公正を欠くと思うからです。」って。 患者側、医療者側っていうのは確かに奇妙。その都度気持ちをリセットして、真摯な気持ちで判例に望むのがプロではないか?っていうのが正直な感想でしょう。でもねそれを強要するのは、やっぱり酷だと思う。ボクらは少しづつ影響されている。環境とか歴史とか。 いのちをないがしろにしないで欲しいというのはそれはいのちの重みを知るものの共通の祈りだと思います。殺人。交通事故。偶然の火事。津波。病院における不幸な転帰が人為的なもので、人為的なエラーであるなら弾劾されるべきです。ですがそれらをすべて(いのちを軽んじているが故のできごと)であるとするなら、ちょっと違うな、と。 お見舞いにもあいさつにも来ないおばあちゃんの家族。診療順序を踏みにじる怒声。触らせるのは当然のサービスだろ?と胸を張るオヤジ。喫煙する若い妊婦。いのちをないがしろにする高慢な医療職がいるのならそれと同じ割合でいのちをないがしろにする人々が当たり前にいるということ。そしてそれをとがめるルール、いましめる法律はどこにもないという現実。 (やわらかなことばで)という台詞がありました。それは(ワタシタチをイタワッテ)ということではないんです。ぎりぎりでがんばっている人たちの存在(そしてこういったサイトに来る人には圧倒的に多い)を知って欲しいということ。 BSEを見逃したとされた北海道の若い獣医師は自殺しました。彼女の「死」はなんだったのか。時々思います。もうニュースにもならないけれど。 |
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貴重な休日 投稿者:猫屋敷 投稿日: 2月 1日(日) 貴重な休日に、皆様、丁寧なお返事ありがとうございます。 |
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追伸 投稿者:猫屋敷 投稿日: 2月 1日(日) 追伸です。 |
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ちょっと・・・ 投稿者:BBSお宅 投稿日: 2月 1日(日) 2度目の書き込みですが、議論は苦手なので私の経験からちょっと感じたことを・・・。 > 猫屋敷さんの働いていた職場の方で事故の報道を見聞きしたりして、 こちらのBBSに参加されている皆さんや、たまさんの思い・誠実さは、重々伝わってきます。でも、たまさんの言葉の揚げ足を取るつもりは決してありませんが、医療現場には、猫屋敷さんが言われているような「安穏」とした医療者も、哀しいことですが現実にいます。(kuuさんが述べられているように、・・・高慢な医療職がいるのならそれと同じ割合でいのちをないがしろにする人々が当たり前にいる・・・これが現実です) 「医療事故や、患者ひとり一人のことまで考えて仕事をしていたら身が持たない。仕事と割り切らないと看護師なんか出来ない」。こうした内容の言葉を、私自身、何人もの医療者から直接・間接的に聞いています。哀しくもあり、怖くもなりました。 猫屋敷さんの・・・「机上の論争ではないか、善意の意識の高い第三者の立場から一歩も出ていないのではないかと感じてしまう事が度々です。」と言われる、その真意は、例えば・・安穏としてる人も「いるかもしれない」・・ではなくて、「間違いなくいる」現実を前提とすることが議論でも大事なのでは、と言ってられるように私は感じました・・・。 医療被害者の方達のサイトをよく訪れるのですが、そこでは、被害者・遺族の「悲痛な叫び声」に、病院・医療者への怒り・憤りを感じずにはいられません。そこで判った事は、被害者側にとって、単に過誤当事者だけが加害者で済まない現実なのです。医療事故発覚と同時に、病院側の保身が働き、カルテ改竄、虚偽の死亡診断書、被害者側への嘘、不誠実な対応・・・云々と。まるで、共通のマニュアルでもあるかのような事後対応に、被害者側のほとんどの人達が何重にも苦しめられています。 ・・・被害者も加害者も精神的なクライシスをおこす極限的な状態に・・・ あるのは間違いありませんが、ここでの加害者には過誤当事者以外の加害者は当てはまりません。病院組織という大きな加害者が出現して、事故発覚直後から(病院保身の危機管理が働き)冷静に一枚岩の事後対応シナリオを練り上げています(全ての医療機関とは申しませんが・・・)。そして、訴訟ともなれば法廷で、被害者側は被告(加害者)側の嘘の証言ばかりを聞かされ、被害者側の傷は癒えるどころではないのが、現実です。 そして、更に哀しい現実は、こうした病院サイドの不正を現場で知っていながら、それを見て見ぬふりをして押し黙る多くの同業者・スタッフ達です。結局、こうした人達も、被害者側から見れば、加害者と何ら違いはない、二重顔の偽善者にさえ見えるのです。私は、被害者側サイトを訪れる度に、被害者側のこうした思いを痛感させられます。 医療事故・過誤はあってはなりませんが、(過失の程度の議論は別として)事故は決して人為的・故意で起こしたものではなく、被害者側の悲しみ・傷は、加害当事者の真の謝罪・心からの誠実な対応でいくらかでも救われると思います。しかし、嘘・不誠実な事後対応は明らかな故意であり犯罪行為です。そして、加害当事者の多くが、自身の事故(過誤)のみに目を向け、事件(事後対応)への言及を避けているのも現実です。被害者側の癒えない悲しみ・怒りのほとんどが、こうしたところにあるように、私は思います。 ここに集まっておられる皆さんは、医療者の不正にきっと嘆き、怒り哀しんでおられると思います。しかし、医療事故防止は勿論、医療事件(故意)防止の為にも、「臭い物に蓋をする」のではなく、現実の非(不正)を非としてきちんと認め、医療現場の実態をベースに議論を進めてもらえたら、更に意義あるBBSになるのでは・・・と、私も傍観していて、時に感じていました。 すみません、生意気なことを書いてしまいました・・・。冒頭で申し上げたように、私は議論は苦手です。自分では気付かぬ内に相手を傷付ける怖さも知っています。でも、ここのBBSは、お互いの思いを許容できる人達の集まりと信じています。失礼します。 |
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被害者視点で書こうとする方に、質問してもいいですか? 投稿者:sumie 投稿日: 2月 2日(月) BBSお宅さん、猫屋敷さん、あらためてこんばんわ。sumieです。 あの、質問してもいいですか? 車を運転するとき、いつ、自分が加害者になるかしれないということを、どれくらい毎日感じながら、運転することはしていますか? 看護事故報道に触れることを、対岸の火事にしないために、交通事故報道を聞いてしまうことが日常化してしまって、自分の交通事故とはまったくだぶりもしないようなそんな感覚に鈍ってしまわないようにするために、対岸の火事でなく、いつ自分が起こすかもしれないものとして、看護事故を感じているために、それでもそこから怯えないで、その渦中で生き続けるために、どうしたら支え合えるのかということを考えています。 そういった私たちの姿勢を感じて頂けるのに、どうしても、BBSお宅さんや、猫屋敷さんやWANTさんが、ここに、聖職者のベールを纏うなと、何度も何度も書くのはどうしてですか? 加害者になるかもしれないと怯えている者どうしが、支え合うことを観るのはつらいですか? どうしてもわからないので、できたら教えてください。 そして、私は、看護事故の人さんの個人のhpですので、看護事故の人さんのHPの趣旨に賛同していただくことが難しい方には、参加が難しいのかなあと、ぼんやり思っています。私は、趣旨をはっきりさせてくださった看護事故の人さんの勇気みたいなものに、とっても励まされています。ありがとう。看護事故の人さん。。。。、 |
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まずは、割り切る、ということについて 投稿者:なんていうべきか よくわからないのだけれど 投稿日: 2月 2日(月) お久しぶりですが、どうも話の流れについていけません。 聖職者に会ったことはないんですが、。。。 |
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意見様々 投稿者:WANT 投稿日: 2月 3日(火) 皆さんの論争に入り込む余地は無さそうですが、立場は違い、意見は |
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思いを伝えるのは難しいです・・・ 投稿者:BBSお宅 投稿日: 2月 3日(火) 顔の見えないBBSで、思いをきちんと理解してもらうことは、・・・難しいですね。 先日の「看護事故の人」さんの文章に、「患者さんの元気なときの写真をベッドサイドに飾ってみるなどを提案しています」とありました。私は正直に嬉しく思いました。入院患者の今の姿がその人の全てではなく、写真から、その患者の人生の例えひとこまでも知ってもらうことで、患者と医療者の意思疎通・信頼にきっとつながるだろうと。一人の人間として見る事こそ、命の尊厳そのものであり、必ず医療事故防止に結びつくと思いました。 「sumie」さん、私はここに集われている皆さんを指して「・・・聖職者のベールを纏うな・・・」なんて一度も申しておりません。もしそうお感じでしたら私の文章の至らぬせいです。お詫びします。 「なんていうべきか・・・」さん、私が感じた「割り切る」の意味は「なんていうべきか・・・」さんが受取られたそれとは違います。「なんていうべきか・・・」さんが言われる事には異論はありません。限られた時間・スタッフで仕事をこなす上での、現実的な適切なものです。ここでも私の言葉足らずだったことは訂正します。 私は、ベッドサイドに来られた看護師さんに「医療事故報道が多いけれど、看護師さん達は、そんな危険と隣り合わせの職場で、身も心もすり減らして毎日働いてられるんですね、大変ですねぇ」と言葉をかけた時に、「医療事故や、患者ひとり一人のことまで考えて仕事をしていたら身が持たない。仕事と割り切らないと看護師なんか出来ない。事故が起きたら起きたらの時で何とかなるでしょ。私は大丈夫」と、まるで私の言葉を投げ捨てるようにして病室を出て行かれました。 私は、患者を目の前にしての、看護師さんのこの言葉に自分の耳を疑いました。看護師さん以前の、その人の人間性・資質の問題と言ってしまえば、それまでですが、私は、こうした医療者が現実にいることを伝えたくて、先日述べたまでです。 「なんていうべきか・・・」さんのように、「聖職者に会ったことはないんですが、。。。」と、ご自身の周りの現実だけで、そのように括られてしまえば、そこで何もかも終止符を打たれてしまい、その後の対話は成り立たず不毛となります。 私は、医療事故を防ぐ上で、(6割論ではありませんが)そうした一部の心無い医療者・病院の意識を変えていかなければならないと考えています(きっと、皆さんも同じ思いだと思います)。「組織という集団の中には、一人や二人は必ずいる」で「仕方がない」では、共に一生懸命に命と向き合っている患者も医療者も救われません。事故発覚後の病院の不正を述べたのも、そうした不心得な人間が居辛くなるような職場環境を作っていかなければ、事故防止にもつながらないのでは、まして、事件(隠蔽等の犯罪行為)は無くならないのでは、と申し上げたかったのです。 [追伸] |
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エッセイ読んだですよー 投稿者:kuu 投稿日: 2月 3日(火) おはようございます。そういえば6万ヒットですね>看護事故の人さん。おめでとです。 トップに新設されたエッセイ読みました。assertion /inquiryの話、新鮮です。欧米では子供の頃からディベートの授業をよくやってますよね。これが「対話」のなんたるかを身につける方法論なのでしょう。時には自分にはない思想であっても、きちんと擁護し論理だてていく。これをやってますからねー。日本ではどうしても、なあなあの村意識になるからなー。まあいい時もあるんでしょうけどね。 違う立場のみなさんのご発言を拝見しております。医療職に寄せる高い倫理性への想いをひしひしと感じさせるものです。それが『医療職における倫理観は一般にあるものよりもいささか劣っている』であるのか、『医療職における倫理観は一般のものと同じであるがさらなる高みを目指すべきである』であるのかは温度差があるでしょうけれど。 ナイチンゲール憲章ですとか、ヒポクラテスの誓いですとか、倫理観の高さは常に求められているものです。ですがシステムの方はお寒い限りです。医療費抑制の大号令のもと、システムはどんどんエラーを起こしやすい土壌に流れていっています。是非皆さんの熱い想いを、そういった場所にとどけて欲しい。現場がいかに高い倫理観を持っていたとしても、それだけでは十分ではありません。システムは仕方ない、とにかく個人でがんばれ、というやり方が限界に来ていることは、経済界を見れば明らかでしょう。 医療職は権力でもなんでもなく、たんなる技能集団です。そこに働く者たちは、搾取され続ける弱者であるということ。少なくともここに集うような医療職はそうでしょう。 この国のシステムはどうなってしまうんだろう。そんなこともつらつら考えたりします。 |
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お返事になってましたよ、私もエッセイよみました。 投稿者:sumie 投稿日: 2月 3日(火) BBSお宅さん、お返事になってました。ありがとうございます。WANTさん、私への返信がなくて寂しかった。。。。なんちゃって。思いは一緒ですね。そのことがよくわかりました。 今回の件で、医療における過誤や事故について語り合うときに、加害者になるかもしれない自分を感じている側と、被害者になるかもしれない自分を感じている側が、意見交換していくときには、加害者になる側に近い場合は、自己弁護的になるのを努めて自嘲する必要があり、被害者になる側に近い場合は、攻撃的になるのを努めて控えていくということが必要なんだということを学びました。 これって、師長とスタッフとか、教授と助手とか、そういう、社会における「位置」的に、権力の側にある者と、権力のない側にある者とみなされる関係の議論とまったく同じですねえ。 でも、なんといっても、こうして、看護事故の人さんが、思いは同じ、「事故防止」って一点で、意見交換できるようにって、一生懸命、このHPを開き続けてくれて、みなで努力して、意見交換していくことによって、なんかちがってくるんだなあってことも実感できました。そして、エッセイはすばらしかった。事故防止と、コミュニケーションのことをちゃんと、文献とかいっぱい引用して、説明してくれて。。。 なんていうか、最近は、部下っていうか、スタッフっていうか、そういう人から「なんとかならないんですか」的な話を聞く機会が多くって、「まあまあ、そんなに怒っても解決できないんだよー、上は」って、仲介するような仕事してるか、上司っていうか、上の方の人が、「まったく、みんな好き勝手なことを言って、そんなことを言っても組織は動かないのよー」って愚痴っているのを聞いて、「でも、まあ、そういうふうに言わないとやってられないって思いは、下にはありますから〜」ってやってる、そういう日常の中にいすぎてるなあと思いました。 今回の議論を通して、少なくとも、sumieは、もし、事故を隠蔽するような事態に気づいたら、可能な限り、それを是正する行動をとるし、ごく少数のとんでもないことをする人を、自浄するための何かの行動をとるって、決意を(今までもそうしてきましたが)、今後とも貫きますってことだけ、誓っておきます。 そして、できたら、アサーションとか、インクワイアリーというコミュニケーション技法はどういう技法かってそういうふうに考えるよりも、具体的に、どういう場合に、どういうふうに「進言」「指摘」「主張」したかの事例を集めていきたい気がします。 あと、事故防止に努力するってことは、至らないかもしれない自分をいつでも意識して、間違いを指摘されたら、おお、ありがとうっていう気持ちを、どんなときにも忘れないように自分の状態をコントロールすることだから、いい気分でないことを引き受けるってことでもあるなあと思いました。 「ここが、間違ってるよ」って言われ続ける人でありたいですね。うん。 |
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感謝いたします。 投稿者:猫屋敷 投稿日: 2月 3日(火) 私ののつたない文章に、多くの方が真剣に答えてくださり感謝いたします。又、私個人の過激な表現に、場を乱させ、WANTさんやBBSお宅さんにまでご迷惑をおかけし、お詫びいたします。皆様の寛容と大人の議論に、これ以上口をはさむ事は差し控えたほうが良いと思いますが、最後としますので、想いを聞いてくださいませ。不要と思われたら消してください。 「看護事故」の人さん。 「Mina」さん 「たま」さん 「sumie」さん つい2週間前にこのサイトを覗いたばかりで、過去の論議も分からず、思いのままに書き込みました。失礼が多々ありましたことお詫びいたします。 |
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6万! 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 2月 4日(水) ありがとうございます。作文も読んでいただきありがとうございます。 「医療紛争」メディカル・コンフリクト・マネジメントの提案 帯に 患者はなぜ怒るのか?! 「金の問題ではない」「謝罪してほしい」「真実が知りたい」「二度とこんな事故は起こしてほしくない」…… コラムには、えひめ丸事故とワルド艦長とかカリフォルニア州「ソ-リ-法」と言うのもあります。 もうお読みなられたかも知れませんが… 猫屋敷さん |
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正直に 投稿者:sumie 投稿日: 2月 4日(水) 看護事故の人さん、6万達成、おめでとうございます。同じHP管理人としては、おめでとうという気持ちと同時に、ドキドキしている気持ちもあるんじゃないかなあと思ったりもしてみたりしています。 葛藤の渦中にあるけれど、匿名性を守るということによって、利害関係のある時空間を一緒にしていないから、分かち合える。そういうものが、ネットにはあるなあって、つくづく思います。 猫屋敷さん、猫屋敷さんからのコメントに涙がでてしまいました。そんなふうにうけとめていただけたなんて、こちらの方こそ、感謝感謝です。。。。。。 そして、あらためて、看護事故の人さんが紹介してくださったように、「被害者のこの叫びの意味を、医療者は本当にわかっているのか」ということを、自分にも感じました。 honesty でしたっけ、ビリージョエルの歌でしたっけ。あの歌が、心の中からものすごく聞こえてきます。誠実であること、正直であること、それは、いろんなことがみえるようになるほどに、難しくなります。でも、コンフリクト=葛藤のさなかにあって、自分の軸をどこにおくのかと考えました。 どうか、これからもできたら、またいろんなことを教えてください。 といいつつも、現実は、なんか、ひじょうーにだらだらしてますけれども。(笑) |
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キシロカインの点滴でも事故が。。 投稿者:なんていうかな 投稿日: 2月 5日(木) 話が変わって、すみません。 またもキシロカインの事故ですが、今回は、点滴の輸液ポンプの操作の問題であったようです。 http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040203i214.htm |
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システム 投稿者:Mina 投稿日: 2月 5日(木) 猫屋敷さん、まだ掲示板見てくれているでしょうか・・・ 加害者が裁判の過程の中で贖罪の意識をどれほど自覚するのかも 加害者や被害者の思いをどーんと受け止めてくれるものとしては PS 遅ればせながら 6万ヒットおめでとうございます(^^)これからもよろしくお願いいたします。 |
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報道に関して 投稿者:なんていうか 投稿日: 2月 5日(木) 報道内容に一定の傾向が生じてしまう一因には、日本独特の記者クラブの関与がすくなくないことを、ある方面から教えていただきました。 Minaさんのいうように、第三者機関が望まれると強く思います。 |
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ばわ 投稿者:kuu 投稿日: 2月 6日(金) 全国紙にもちらっとでたけど、舞鶴市民病院の内科医ごっそり退職事例。なんか http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200402/03/ メディアの対応が興味深いね、これは。基本的に医療は無駄が多すぎるとか、病床数は だけどこゆケースではとたんに倫理観とか患者軽視の風潮、ってくるもんなー。もう少し突っ込んで、「昨今の医療改革が単なる医療費歳出の削減に過ぎないという余波が早くも現れ始めている」なんて絶対書かないだろうね(笑)。 |
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医師大量退職 投稿者:なんていうか 投稿日: 2月 6日(金) kuuさん、報道では 辞職の理由は「一身上の都合で」としか書かれていませんでしたが、発端はやはり、経済的問題なのでしょうか、実際はどうなんでしょう。 医者だけは一度に辞める話は聞きますが、看護師とか検査技師などの他の職種が大量辞職という話は余り聞かないように思います。知らないだけでしょうか。 |
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いろいろですけど… 投稿者:「看護事故」の人 投稿日: 2月 8日(日) 輸液ポンプの事故ですが、紹介されていました読売新聞によると もう一つ最近の事故で気になったのはDIARYにも書きましたが、2月3日に報道がありました。横浜栄共済病院の輸血ミスの事故です。同姓の患者を間違えて輸血してしまったというものです。この病院の対策としてあえて同姓の患者を同室にしていたとのことです。 舞鶴市民病院の医師ごっそりもびっくりでしたが、いろいろなことがあります。 もう少し法律を勉強してと思っていましたが、わからないなりに うろ覚えですが、たしかオ-ストラリアで、医師がストか何かでいなくなったそうです。 |
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