精神科における事故の傾向

当病棟(閉鎖病棟)における事故の傾向
事故およびインシデント件数 200件
暴力行為(対患者および家族)  29%
暴力行為(対スタッフ)     14%
性的行動            15%
衝動行為          11%
その他           31%
その他の内訳は 離棟、離院、外泊中の自殺、自殺未遂、などです。

精神科における事故の特徴
事故の種類が多く、内容が多岐にわたる
   一般では理解しがたいことをすることがあるため、事故の種類は様々で  
    ある。
原因不明なことが多く、予見が難しく対応策を立てることが困難。
    精神症状に起因するものに関しては、衝動的なものもあり予測が難し  
    い。また原因誘因がはっきりしないときが多く対応策を立てることが
    困難。
暴力など破壊的行動および性的行動が多い
    暴力と衝動行為を会わせると54% ある。性的ニ-ドを入院生活上で満  
    たすことは困難。

事故の要因
ホスピタリズムと閉鎖処遇
患者に起因もしくは関連するもの
    訴えに信憑性がない
    表現しない、もしくは出来ない
    陰性症状を含め自己管理が出来ない
その他
    家族、スタッフの対応など  

注; 「精神科における事故の傾向」は患者側に主に要因があるものを表しています。
   これ以外にもちろん看護婦が主因となる誤薬などの事故があります。 

  
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