おすすめの文献 (本)

。「看護事故防止の手引き」 杉谷藤子 日本看護協会出版会  1997
看護事故全般について書かれており、訪問看護、看護学生の事故まで網羅している。事例、文献も多い。

。「与薬ミス」 ゼイン・ロビンソン 医学書院 1999
ミスをおこした体験などがあり、他の本とは、少し違う視点です。与薬ミスだけですが、教育計画など充実しています。

。「医療事故 医療訴訟」 柿田 章 他 日総研 1999
実際にリスク マネ-ジャ-の活動が書かれています。また著者の病院の事例が多く掲載されており、そういう意味でも価値のあるものだと思います。

。「医療事故防止マニュアル」 別冊ナ-シング 学習研究社 2000
さすがに最近出版されたものだけあって、多角的にとらえられており、密度が濃いです。

。「事例から学ぶ医療事故防止」 (からだの科学臨時増刊)  川村治子 編  日本評論社  2000
マン・マシン・インタフェ-スからみた医療事故 が今まで工学的な視点しかなかったのが、医療の視点であり、新鮮でした。
また、(東京)海上の診療所のリスクマネジメントもこれからの流れの一つがあるように感じました。

。「医療事故」 山内桂子 山内隆久  朝日新聞社 2000
謝罪の事、医療者へのサポ-ト など他の本にはないことも多く書かれており、また読みやすくおすすめです。


。「リスクマネジメントとケアの質」 阿部俊子 編  メディカ出版 2000
有名病院のリスクマネジメントの実際。特に亀田総合病院は、TVでも紹介され反響のあった病院です。
報告用紙の様式もたくさん載っています。

「人は誰でも間違える」 米国医療の質委員会/医学研究所 著  医学ジャ-ナリスト協会 訳  日本評論社  2000
例のアメリカでは医療過誤で年間4万4千から9万8千人が亡くなっている。という報告書です。
 

。「ヘルスケア リスクマネジメント」 中島和江 児玉安司 医学書院 2000
アメリカにおける事故防止、診療情報管理など詳しい。リスクマネジャ-の方は、
読んでおくべきだと思います。また参考文献も非常に多いので役に立つと思います。


。「ナ-スが防ぐ医療事故」 石井トク 照林社 2000
 マンガだからわかりやすく、状況も見える! 興味の無い人でも読める。院内教育に良いのでは?


。エキスパ-ト ナ-ス 臨時増刊号 「看護におけるリスクマネジメント」 照林社 2001.5
 各論とも言える、リスクマネジメント具体策の患者誤認事故、注射事故などが図も多く、見やすくわかりやすい。


。ナ-シング・トゥデイ 臨時増刊号 「こうして防ぐ輸液事故」 日本看護協会出版会 2001.5
 ぜひ読んでほしい一冊。みやすい「間違えやすい薬品」、各病院での実践報告、最新器機情報まで
 また、こういう雑誌にはあまり掲載されない、患者から見た輸液事故もあり興味深いです。
 輸液に関する事故の割合が高いので、ぜひ!


別冊看護管理 「リスクマネジメント読本」 「看護管理」編集室 医学書院 2001.3
 なかでも「事故を教育問題として捉える」が根本から見つめ直す教育的視点で新鮮です。
 図書の紹介もわかりやすく、こことは違う!?


看護事故教訓集 日本看護協会出版会 2001.5
 これはおもしろいです。事故に興味が無くても最後まで楽しめます。

JJNスペシャル 70 注射・点滴エラ-防止 編集川村治子 医学書院 2001.12

氈@注射・点滴事故を防ぐことの重要性
 業務プロセスからみた事故防止
。 薬剤からみた事故防止
「 輸液ポンプ、シリンジポンプの事故防止

 これはわかりやすい! 身近で具体的な「ヒヤリ・ハット!事例」で思わずうんうん あるあると
ヒュ-マンエラ-のキ-ワ-ドとかMEMOなどわかりやすく飽きさせない工夫がしてあります。
イラストや図が多いのもグッドです。看護技術の基礎的な説明もあり新人もベテランも楽しめます。

「安全管理」の授業 看護事故防止を中心に 編集「看護教育」編集室 医学書院 2003
これは、看護教員必読!「安全管理」の教え方 とあり対象は学生ですが、これから事故防止をしようとしているところ、新卒の教育、などにも使えるのではと思います。

精神科ナ-スのための医療事故防止・対策マニュアル
日本精神科看護技術協会 編 精神看護出版 2002
精神科看護師にお勧め。項目は、自殺、暴力行為、無断離院、転倒・転落、隔離中の事故、身体拘束中の事故、悪性症候群、水中毒、などの事故防止を取り扱っています。


「リスク感性」を磨くOJT 釜英介 
日本看護協会出版会 2004
この本はいい本ですよ。実際にリスクマネをして突き当たる壁の解決法もありますし、いろいろなアイデアがあります。リスクというのが概念だけでなく実際にわかる、もう本当にたくさんの実施されていることがあります。
リスクマネジャ-の方には絶対役に立ちます。と自分の中では絶賛です。
文章も堅くなく、チンコロ? とか面白いものもあります。味わい深く読みましょう。

おすすめの文献 (雑誌)

。「周産期医療事故」 助産婦雑誌 医学書院 Vol.54 No.3 2000
「周産期における医療事故被害者の心的外傷と助産婦の責務」 38(216)~42(220) 
医療事故の被害者の心理的変化について詳しく分析されています。他にはない文献で興味深いです。


。 「今日からのリスクマネジメント実践講座 1~7 」看護学雑誌  医学書院 1999-1~7 
リスクマネジメントについて詳しく実践的です。

。「 知ってますか? "ナ-スの責任"を守る保険」 Expert Nurse 照林社 Vol.16 No.13 2000
看護婦賠償責任保険について詳しく載っています。今一番詳しいと思います。


。「 ここが聞きたい! リスクマネジメント」 かんご 日本看護協会出版会 Vol.53 No.3 2000
 Q&Aでリスクマネジメントの疑問に答えています。具体的でわかりやすいです。


。「リスクマネジメントの新しい展開 事故後のサポ-トの実際」 
 
INR インタ-ナショナル ナ-シング レビュ- 107号 Vol.25 No.4 日本看護協会出版会
特に 
事故後の精神面のサポ-トを考える リスクマネジャ-の持つリエゾン機能   釜 英介
看護師の精神的フォロ-に関して事例もあり、今まであまり論じられていなかったが大切な部分

その他の文献
 
ここでの看護研究は1996年以前の日本看護学会集 看護管理のみです。
 最近は、事故防止についての看護研究は多いですので、医中誌などの検索をお使い下さい。

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